日本MI協会

NYUの編集会議に参加して 

世界におけるMI理論実践を検証するという目的でHarvard大学のGardnerを中心に20数カ国の教育者が本を発行します。日本についてはJMISが担当するので、New York Universityで開催された編集会議に参加しました。

MI理論が発表され25年の月日が経過し、その生みの親であるGardnerは「真の理解とは」、「リーダーになるための条件」、「創造的な人間を養成するには」、そして「社会変革のためには」、「社会にとっての良い仕事とは」等についての研究を続け、社会に鋭い提言をしています。この25年間にGardner自身はMI理論を進展させ、業績上、飛躍を遂げてきました。この間、科学技術も過去に前例を見ないほど進歩し、私達の生活も大きな変化をしてきました。その結果、教育も大きな変革や変化に見舞われ、教育者達は新たな問題に悩まされています。私達の生活の抜本的な変化を考慮すると、MI理論が未だに教育界で金字塔であることは奇跡でもあります。それが金字塔であり続けるのはその理論の普遍性とその理論の正しさに理由があるように思われます。編集会議の参加者の出身国は発展途上国から先進国、教育水準の高い地域からそれにあえぐ地域と千差万別であるにもかかわらず、MI理論が有効であると断言する教育者達の言葉もこれを裏付けています。

会議の中で特に興味深く思った発言者の内容を紹介します(出版予定の本の内容ではありません)。

フィリピン

学校の予算は非常に少なく、教材や教具、紙さえも購入する資金がない。葉や石などを拾ってきて、算数の授業をしているが、それはNaturalist Intelligenceにも繋がる。教科書を購入できないのでアメリカなどで廃棄される教科書を譲り受けようと考えている。発展途上国であるため、学校がどのような人材を輩出し社会を向上させていくことができるかを常に考えて教育している。

中国

MI理論は大変人気があるが、それを生半可に理解した保護者が子供の全てのIntelligencesを伸ばそうと音楽や体育、美術の稽古に通わせ、子供の生活が忙しくなっている。

ノルウエイ

教育には多くの予算が与えられ、教育に関しては恵まれた環境である。MI理論の真髄がノルウエイの教育の根底に伝統的に存在しているのでこの理論を活用することは比較的に簡単である。

コロンビア(アルゼンチン?)

政情の不安定が教育にも悪い影響を与え、校内暴力などの不安や心配がある。

アメリカ合衆国(アリゾナ)

メキシコ等からの移住者により、英語の話せない生徒の対応に追われる。どのように自信を持たせ、生徒自信がきちんとしたIntelligenceを持っていることを教えたい。

 

    2026/09/12   お知らせ   

NYUの編集会議に参加して  The Theory of Multiple Intelligences

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