2016年3月27日、日本MI研究会が開催されました。2部構成になっており、1部ではMI理論学習の機会を設け、2部ではMI理論実践者からの実践及び研究報告となっています。
一部では2013年出版されたUnderstanding ( Gradner, H. (2013). The Learning & Mind Series-Understanding. The matrix [DVD]. Los Angeles, CA: Into the Classroom Media.)を教材として、解説を交えながら「理解のための教育」についてMI理論的に考察しました。
「理解のための教育」趣旨:デジタル社会を生き残るためには従来型の記憶重視の詰め込み教育からの脱却が急務です。教育の究極の目的はそれぞれの学問領域に即した思考様式を養成すること、理解を深めるための教育を実現することであり、この目的を遂行する手段としてTfU(Teaching for Understanding)が要となっています。この目的が達成できれば、各々が学習した専門教科の知識を社会で活用することができるようになり、問題解決能力を有した人材を輩出していくことが可能となります。
第2部ではMI理論実践者2名からの報告がありました。まず、田島氏(上智大学非常勤講師)がTfUならびにFour Dimensions of Understandingを軸に展開した「社会科・地歴科教育法」の授業の取り組みと課題について報告しました。次に小林氏(福井大学大学院教育学研究科准教授)が小浜市立口名田小学校でのMIにおけるインターパーソナルインテリジェンスを育成するための教師や仲間との対話を重視した協働学習と,イントラパーソナルインテリジェンスを育成するための対象や自己との対話を重視した反省的な学びによる学習効果と口名田小学校にもたらされた変化についての研究を発表しました。

